方針・基本的な考え方

当社グループは、特定の製品や技術ではなく、顧客や仕入先の課題に対し、最適な解決策を提供する力を強みとしていることから、「人」こそが最大の経営資源であり、企業価値の源泉であると考えています。 その強みは、社員一人ひとりの知見、経験、行動力等に支えられており、人的資本の質がそのまま競争力に直結します。 だからこそ、人的資本の強化は当社にとって重要な経営課題です。

経営計画と人的資本戦略

現状(As is)を起点に、戦略的に人事施策を推進することで、目指す姿(To be)へとつなげていきます。「目指す姿」とは、長期ビジョンIK Vision 2030および中期経営計画NC2026の達成です。 また、これらの財務目標を支える基盤として、非財務指標の管理も重視しており、サステナビリティ中期計画2026においてKPI・目標を設定しています。

人的資本戦略に沿った施策例

業績・人材に関わる指標の推移とNC2026の最終年度目標

過去5年間の業績と人材関連指標の推移を見ると、人材関連指標の向上に伴い、業績も堅調に推移する傾向が見られます。 これは、人的資本戦略の推進が人材強化を通じて当社グループの成長を後押ししていることを示唆しています。
こうした相関が見られる指標については目標を設定し、具体的な取り組みを進めています。 一方で、人的資本と企業成長の関係をより的確に捉える指標については、今後も継続的に検討していきます。