- 国連グローバル・コンパクト(UNGC)
- 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
- TCFDコンソーシアム
- Alliance to End Plastic Waste(AEPW)
- クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
- 経団連生物多様性宣言イニチアチブ
- EcoVadis
- 一般社団法人日本貿易会
- 大阪同和・人権問題企業連絡会
国連グローバル・コンパクト(UNGC)
2022年4月、稲畑産業株式会社は国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に署名し、参加企業として登録されました。
UNGCは、国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティ イニシアティブです。各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための自発的な取り組みです。UNGCに署名する企業・団体は、「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗の防止」に関わる10原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもとに、その実現に向けて努力を継続することが求められています。
人権 | 原則1 | 人権擁護の支持と尊重 |
---|---|---|
原則2 | 人権侵害への非加担 | |
労働 | 原則3 | 結社の自由と団体交渉権の承認 |
原則4 | 強制労働の排除 | |
原則5 | 児童労働の実効的な廃止 | |
原則6 | 雇用と職業の差別撤廃 | |
環境 | 原則7 | 環境問題の予防的アプローチ |
原則8 | 環境に対する責任のイニシアティブ | |
原則9 | 環境にやさしい技術の開発と普及 | |
腐敗防止 | 原則10 | 強要や賄賂を含むあらゆる形態の腐敗防止の取組み |
また、国連グローバル・コンパクトの日本のローカル・ネットワークである「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」(GCNJ)の会員企業としても活動しています。
GCNJ会員企業・団体が主体となって、サステナビリティの取組みについての議論や情報交換を行うテーマ別の分科会活動を行っており、当社は以下の分科会に参加しています。(2024年度)
- サプライチェーン分科会
- 環境経営分科会
- ヒューマンライツデューデリジェンス分科会
- 人権教育分科会
- 腐敗防止分科会
- SDGs分科会
- ESG分科会
- WEPs分科会
- レポーティング研究分科会
- サーキュラーエコノミー分科会
- Well-Being分科会
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)は、G20の要請を受け金融安定理事会(FSB)により設置された組織であり、気候変動に伴うリスクと機会等の気候関連財務情報開示を企業へ促すことを、2017年6月の最終報告書で提言しました。
当社は、この最終提言に沿った情報開示を行うとともに、2023年3月にこの最終提言への賛同を表明しました。
TCFDコンソーシアム
TCFDコンソーシアムは、TCFDに賛同する企業や金融機関等の間で、企業の効果的な情報開示や開示された情報を金融機関等の適切な投資判断に繋げるための取り組みについて議論を行う場として、経済産業省・環境省・金融庁が設立しました。
本コンソーシアムへの参画を通じ、気候変動が当社事業に及ぼすリスクと機会の適切な開示に取組んでいます。
Alliance to End Plastic Waste(AEPW)
環境への廃棄プラスチック流出抑制と循環型経済の促進を目的とした活動を行う国際アライアンスです。AEPWは、「インフラの構築」「イノベーション」「教育と啓発活動」「清掃活動」の4つの戦略的分野で重点的に解決策を展開しており、世界中で複数のプロジェクト支援を行っています。廃棄プラスチック問題は複雑で、広範な連携が必要であり、2019年の発足以来、世界のプラスチック・バリューチェーンにおけるリーディングカンパニーとグローバルネットワークを構築してきました。各国の政府機関、環境・経済開発NGOおよび市民社会と連携し、プラスチックの循環型経済の構築に向け活動を展開しています。
当社は、プラスチックのリサイクルビジネスや生分解性プラスチックの開発・製造などに取り組んでおり、AEPW参加各社とのアライアンスを通じ、グローバルな視点で廃プラスチックの削減に向けた取り組みを行っています。
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
海洋プラスチックごみ問題の解決に取り組む国内アライアンスです。プラスチックのバリューチェーンに関わる異業種間の連携を促進し、プラスチック製品の持続可能な使用や代替素材の開発・導入を推進しています。
経団連生物多様性宣言イニシアチブ
2024年1月、当社は経団連および経団連自然保護協議会が策定した「経団連生物多様性宣言・行動指針(改訂版)」の趣旨に賛同し、経団連生物多様性宣言イニシアチブへ参画しました。
本イニシアチブは、「経団連生物多様性宣言・行動指針(改定版)」を構成する7項目のうち複数の項目に取組む、あるいは全体の趣旨に賛同する企業・団体が参加するものです。
当社グループでは、マテリアリティにおいても「自然資本の持続可能な利活用」を掲げるなど、生物多様性やその恵みの重要性を認識し、生物多様性の保全に努めています。
EcoVadis
企業のサステナビリティに関連する方針、施策、実績を調査するためのプラットフォームを提供するフランスの評価機関です。「環境」「労働慣行と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」分野における評価を行っています。
当社は、EcoVadisのサプライチェーンエシカル情報共有プラットフォームを活用し、サステナビリティ情報を開示しています。
一般社団法人日本貿易会
貿易業界団体である一般社団法人日本貿易会に正会員企業として参加しています。サステナビリティ推進委員会、社会貢献・ABIC委員会等の委員として、商社業界全体の気候変動対応の検討などのサステナビリティ推進に参画しています。
大阪同和・人権問題企業連絡会
同和問題をはじめとする様々な差別の解消に向け、「人権を尊重する企業づくり」に取り組む任意団体です。当社は、常務会メンバーとして参画するとともに、プロジェクトチームや委員会にも参画し、取り組みを進めています。