2019年8月1日更新

プロファイル

稲畑産業株式会社は、情報電子事業と合成樹脂事業を柱とし、化学品、生活産業の4つ*1の事業分野を手がける商社。世界17カ国約60拠点において事業を展開している。高度な専門知識を生かし、企画提案、ロジスティックス、製造・加工機能などを駆使して、グローバルに対応できる商社として、多様な顧客ニーズに応えている。
アジアを中心に製造加工拠点を持ち、顧客と密接にかかわることで、新商品の開発情報やマーケットのトレンドを早く掴むことが可能となり、商社ビジネス(trading)の拡大につなげる戦略を取っている。

2017年3月期セグメント別売上高・営業利益
(2019年3月期)

*1 2019年4月1日より、5事業から4事業に再編

株価推移(2016年6月1日-2017年7月26日)

株式情報

(2019年7月26日)
株価
¥1,393-
発行済み株式数
63,499,227-
時価総額(百万円)
¥88,454-

投資ハイライト

19/3期は売上高および利益が過去最高。中期計画2年目に計画したレベルに戻る

中期計画2年目の19/3期は、主力の情報電子事業・合成樹脂事業が好調に推移したこと、および前期に欧州子会社で発生した太陽電池関連事業に対する貸倒引当金計上の影響が当期はなかったことから、売上高・利益ともに過去最高を更新した。合成樹脂事業は、注力分野である自動車関連をはじめ、国内外とも全般的に販売が好調。7カ国8拠点に展開する樹脂コンパウンド事業を足掛かりとして、グローバルに部品メーカーとの取引が拡大している。情報電子事業は、主力の液晶関連の販売が、中国を中心に好調であった。

中期経営計画「New Challenge 2020」(NC2020)

4カ年の中期経営計画 NC2020(最終年度21/3期)については、重点分野である自動車、ライフサイエンス・医療、環境・エネルギー、農業を含む食品分野へ注力する。

合成樹脂事業:

自動車分野のシェア拡大に注力する。グローバル重点ユーザーへの拡販や、メキシコのコンパウンド製造拠点を武器に、北米地域でのビジネス拡大を目指す。

情報電子事業:

NC2020期間中、液晶関連は緩やかな成長が続くと想定、引き続き主戦場である中国市場においてシェア獲得を目指す。複写機・プリンター関連で収益を維持しながら、LED関連や新たなエネルギー関連のビジネス育成を進める。

株主への利益還元方針は引き続き総還元性向30~35%目安とする。19年3月期の配当金は1株あたり48円(実績)、20/3期は48円を予定。

NC2020の重点施策

1. 海外事業のさらなる拡大と深化
2. 成長が見込める市場・未開拓分野への注力
・ 自動車、ライフサイエンス・医療、環境・エネルギー分野へ引き続き注力
・ 農業を含む食品分野への新たな展開
3. グローバルな経営情報インフラの高度化
・ グループ全体最適の徹底
・ 海外事業のマネジメントの高度化と標準化
4. 商社ビジネス拡大に向けた投資の積極化
・ 商社ビジネス拡大を主たる目的としたマイノリティー投資の実施
・ リスク・金額を限定したマジョリティー投資の検討
5. 保有資産の継続的な見直しと財務体質の強化
6. グローバル人財マネジメントの確立
NC2020の重点施策

コーポレート・ガバナンスの更なる強化

2015年より、指名・報酬委員会(任意)を設置。19/3期の取締役会評価は 自己評価を実施し、評価結果と今後の対応を開示。