2000年05月22日

お知らせ

稲畑産業、カンボジア地雷除去を支援 ― 東京ロータリークラブを通しNPOに2千万円寄付 ―

稲畑産業株式会社(本社:大阪、稲畑武雄社長)は、東京ロータリークラブが活動を支援している非営利組織(NPO)、「人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)」(理事長=飯田亮セコム最高顧問)のカンボジア地雷除去プロジェクトを応援するため、総経費の約半分に当たる2千万円の活動資金を同クラブに提供した。支援は稲畑産業の創業110周年を記念した社会貢献活動の一環としての寄付。

JAHDSはアンコールワットのあるシエムリアップ郡の地雷が敷設された50ヘクタールに及ぶ地域で除去作業を展開、探知機や救急用ジープなどの各種機材を無償供給しているほか、資金援助も行っている。

除去作業が行われているシエムリアップ郡の北東部、タシアム地区は1980年から約18年間、クメールルージュと政府軍が激戦を繰り広げた場所。戦闘が終息した現在でも住民は道路が寸断されるなどして孤立困窮しており、残留地雷の危険性が高いため、国際的な支援活動も十分にできていないのが現状。

稲畑産業とカンボジアは、2代目社長、稲畑太郎氏がカンボジアの大阪駐在名誉総領事を務めたほか、1969年にはシアヌーク殿下(当時)の招きで国賓としてカンボジアに招待されたなど、関係が深い。

稲畑産業の稲畑武雄社長は「これまで事業を続けてこられたのも、社会の皆様に支えられてのこと。創業110周年にあたり、今一度この点をかみしめたい。カンボジアには600万個の対人地雷が埋められており、すでに約3万人の方々が被害を受けていると聞いている。今後とも社員一同、感謝と奉仕の精神を大切に、微力ながら国際社会の一員としての責任を果たすべく努力していきたい」と話している。

本件に関するお問い合わせは下記へ
■ 稲畑産業株式会社 PR・IR推進室
E-mail:info@inabata.co.jp


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