2004年01月26日
お知らせ
稲畑産業、樹脂着色コンパウンド事業15万6千トン体制へ。
稲畑産業は26日、中国広東省に同国3番目の樹脂着色コンパウンド工場を設立、また昨年ベトナムに設立した樹脂着色コンパウンド工場が本格生産を開始した、と発表した。これにより稲畑産業の7カ国10カ所での樹脂着色コンパウンド事業は年間計156,400トンの生産体制となる。
新工場の東莞山陽稲畑工程塑料有限公司は資本金300万ドル。稲畑産業の香港現地法人「Inabata Sangyo (H.K.) Ltd.」が80%、稲畑産業と山陽化工株式会社のコンパウンド事業合弁会社「Sanyo-IK Color (H.K.)Ltd.」が10%、残りを現地資本の東莞市石龍粤龍実業公司が出資して17日に設立された。
稲畑産業はこれまでSanyo-IK Color東莞工場で再輸出を目的としたOA・AVメーカー向け樹脂着色コンパウンド事業を拡大してきた。同工場に隣接して設立された新工場は中国国内の需要開拓を目指し、中でも自動車関連に力を入れる。 東莞山陽稲畑工程塑料は2004年中に年間6,000トン体制を整える予定で、Sanyo-IK Color東莞工場も4,000トン増産して年間28,000トン体制を見込んでいる。大連の稲畑工貿(大連保税区)有限公司が年産8,400トンあるため稲畑産業の中国での樹脂着色コンパウンド能力は年間計42,400トンとなる。
一方、2003年3月ハノイ近郊のハイフォン野村工業団地内に設立、試験生産を続けていた現地法人「SIK Vietnam Co., Ltd.」が26日、年産7,200トン体制で本格生産を開始した。
ベトナムには稲畑産業のシンガポール現地法人、Inabata Singapore (Pte.)Ltd.が1996年に設立した駐在員事務所がホーチミン市にあり、SIK Vietnamは稲畑産業の同国における主要拠点としては2カ所目。
SIK VietnamはInabata Singaporeが90%、稲畑産業と山陽化工のタイでのコンパウンド事業合弁会社、SIK Thailandが10%出資しており、資本金は150万ドル。
SIK Vietnamはベトナム国内の日系OA関連を中心に家電メーカーなどに出荷を本格化させる。
<参考>
1) 東莞山陽稲畑工程塑料について
名称 : 東莞山陽稲畑工程塑料有限公司
設立年月 : 2004年1月
資本金 : 3,000,000ドル
Inabata Sangyo (H.K.) 80%、Sanyo-IK Color (H.K.) 10%
東莞市石龍粤龍実業公司 10%
代表者 : 西村 修
従業員数 : 約40人
事業内容 : 樹脂着色コンパウンディング
(生産能力、年間6,000トン)
所在地 : 中国広東省東莞市石龍鎮温泉路工交西湖工業区
電話番号 : 86-769-611-1088 Sanyo-IK Color 東莞工場 内
Fax番号 : 86-769-611-1039 Sanyo-IK Color 東莞工場 内
2) SIK Vietnamについて
名称 : SIK Vietnam Co., Ltd.
設立年月 : 2003年3月
資本金 : 1,500,000ドル
(Inabata Singapore 90%、SIK Thailand 10%)
代表者 : 文字 英人
従業員数 : 約40人
事業内容 : 樹脂着色コンパウンディング
(生産能力、年間7,200トン)
所在地 : Land Plot No. A-8
Nomura-Haiphong IZ
Anhai District
Haiphong City, Vietnam
電話番号 : 84-31-618660
Fax番号 : 84-31-618661
着色コンパウンド事業の概要:
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■ (株)井之上パブリックリレーションズ
稲畑産業広報担当 :皆見 (minamiru@inoue-pr.com )
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