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海外駐在員レポート

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VIETNAMベトナム

丸山 祐護

丸山 祐護MARUYAMA YUGO

所属:
General Director,
Apple Film Da Nang Co., Ltd.

2013年入社/理工学部卒

  • 2013年
    合成樹脂第二本部産業材部(大阪)に配属
  • 2017年
    同本部産業材部(東京)に異動
  • 2019年
    同本部産業材部(大阪)に異動
  • 2020年
    APPLE FILM CO.,LTD.(ベトナム・ダナン)に出向

現地での仕事やミッション

APPLE FILM CO.,LTD.の主力業務は、日本のスーパーやドラッグストアなどで販売されているポリエチレンの袋の製造です。海外駐在は商社拠点の営業としての赴任が圧倒的に多いのですが、私は商社ではなくこの製造拠点に経営責任者の一人として赴任しました。私自身は自社製品を国内外へ売り込む営業を行いながら、製品企画から資金管理、労務管理、原料購買までを一手に引き受けています。製造業なので高品質で競争力のある優れた製品を製造し、安定的に供給できる企業として努力し続けることは当然ながら、中長期の目標としては、210名の従業員が稲畑産業グループである当社で働くことを誇りに思える企業へと成長させること。これを日々意識して仕事に取り組んでいます。

海外ならではの商売の面白さや難しさ

海外拠点では、意思決定から反映されるまでの時間が短いことが特徴です。一方で、社内では主にベトナム語を用いるため、伝え方を一つ間違えると、そのまま間違った方向性で進んでしまう危険性も。そこで共通認識を持ってもらうために、言葉だけではなく、テレビ画面に資料を映す、ホワイトボードを用いて説明するなど視覚的にも理解してもらえるよう心がけています。また、日本との文化の違いはもちろんあるので、受け入れる部分は受け入れ、その上で日本の文化も理解してもらい、より良い企業文化が根付くよう意識して働いています。

現地での印象的なエピソード

私がベトナムに赴任した2020年は現地でもCOVID-19が蔓延し、日常生活も大きく制限されていました。しかも翌年の2021年8月にはロックダウンが決定。実施まで2日間と時間がない中、食料を確保するために市内のスーパーを駆けずり回りました。情報が錯綜するも、すばやく動いたことで難は逃れましたが、普段からの情報収集がいかに大切であるかを痛感しました。また、外出禁止措置が解除になった後も出社制限が続きましたが、そんな過酷な状況の中でも製品出荷を断つことがないよう働いてくれた従業員には本当に感謝しています。

今後稲畑産業でチャレンジしたいこと

入社10年にも満たない経歴で、海外での会社経営に携われていることで、たくさんの貴重な経験をさせてもらっています。営業だけでなく、さまざまな業務に携われることで、日々自分の幅を広げることができていると実感しています。そういったことからも、同世代、もしくはさらに若い年代も、こういった経験を積める機会がより多くあればとも考えています。私自身は今の仕事を通じて、従業員やその家族の生活をより良いものにすることが目標です。その責任を果たせる仕事を創造できるよう、さまざまな分野に挑戦したいと思っています。

\ 現地での休日ごし /

ようやく2022年に日本とベトナムとの渡航が再開したことで、今は家族と一緒に住んでいます。2年間離れていたので、久しぶりに娘に再会した時は泣かれてしまいましたが、週末はできる限り家族と過ごすようにしています。