GLOBALREPORT海外のHAMARU・HAMARUNA
海外駐在員レポート

マレーシア国旗

MALAYSIAマレーシア

福田 一哉

福田 一哉FUKUDA KAZUYA

所属:
Business Development Manager,
Inabata Malaysia Sdn. bhd.

2012年入社/経済学部卒

  • 2012年
    合成樹脂第一本部成型材部(東京)に配属
  • 2015年
    INABATA THAIに出向
  • 2020年
    INABATA MALAYSIAに出向

現地での仕事やミッション

現在はクアラルンプールとペナンの両事務所で営業管轄を担当。中でも特筆すべきミッションは、ペナンエリアで新たな取引先を開拓することです。近年、取引先の主力日系企業が撤退し始めていることもあり、現地のローカル企業や外資系企業も視野に入れてアプローチしながら、新たなビジネスを生み出そうと奮闘している最中です。また、最近ではSDGsの流れを事業へ落とし込むべく、マレーシアの現地リサイクル会社2社との新規取引も実現させました。次のステップとして、リサイクル樹脂材料の国外への輸出までをサポートできるよう取り組んでいます。

海外ならではの商売の面白さや難しさ

稲畑産業の海外拠点は設立30年を超えるところも多く、現地スタッフのレベルも上がってきています。マレーシアの現地営業メンバーに至っては、プラスチックの営業経験は私よりも豊富な上、当地の経済事情にも精通するなど精鋭揃い。それゆえ、彼らが実力を発揮しやすい環境をつくることも私の責務だと考えています。若手で海外に赴任すると、待遇がよくなるのですが、自分が偉くなったと勘違いしないよう注意が必要です。プロジェクトを達成するために協力し合えるチームになるには、謙虚な姿勢を常に忘れず、リスペクトする気持ちが大切だと思っています。

現地での印象的なエピソード

マレーシアは多民族国家のため、社内でも英語、中国語、そしてマレーシアの公用語のマレー語が飛び交っています。赴任前はそうとは知らず、YouTubeでマレー語を軽く勉強してから現地に赴いたのですが、スタッフたちの第一言語が中国語というケースが意外に多く、これには驚きました。しかも、マレーシア人同士であっても、それぞれ得意とする言語が違うため、皆が理解しやすい英語を共通語として話す場合が多いですね。日本人である私に対しても、みんながわかりやすい英語で話してくれるので、いつも助かっています。

今後稲畑産業でチャレンジしたいこと

私は26歳で海外駐在がスタートし、タイを経てマレーシアに転勤になるなど、長きに渡り海外勤務を経験してきました。それを踏まえて今後を見据えると、稲畑産業が海外の売上比率を上げながら連結売上高1兆円以上を目指すには、現在のビジネスの拡充とともに、新しいビジネスを切り拓いていく必要があると感じます。例えば、実力のある海外のスタートアップ企業とのM&Aなどが実現できれば、ますますビジネスが拡大し、おもしろくなるのでは、とも。会社の将来目標を達成するために自分は何ができるのか、視野を広く持ってアクションしていきたいです。

\ 現地での休日ごし /

6歳の長男が日本人サッカーチームに入り、休日はもっぱら練習や試合の応援に。息子は先輩にお菓子をあげたことで気に入られたのか(!?)、試合でもパスが集まり始めてメキメキ上達しています。まるでプロセスが商社マンみたいですね(笑)。