GLOBALREPORT海外のHAMARU・HAMARUNA
海外駐在員レポート

ドイツ国旗

GERMANYドイツ

石川 暁久

石川 暁久ISHIKAWA AKIHISA

所属:
 
Inabata Europe GmbH

2007年入社/経済学部卒

  • 2007年4月
    情報電子第二本部(東京)に配属
  • 2019年7月
    Inabata Europe GmbHに出向

現地での仕事やミッション

Inabata Europe GmbHは環境エネルギー、ライフサイエンスや医療分野に注力する稲畑産業の主要な海外拠点の一つであり、他の拠点とも連携し、欧州全域をカバーしています。2014年にベルギーからドイツに移転した当社はまだまだ成長過程にあり、それゆえ、あらゆる分野で新規のビジネスチャンスが転がっていると感じています。その中での私のミッションは、文化や言語も多種多様な社員たちをまとめ、彼らとともに会社を成長させること。現在、社員も30名まで増え、非常に若いチームですが、それぞれの長所を生かしながら新たなビジネスの柱を作ることに挑戦しています。

海外ならではの商売の面白さや難しさ

日本と違って良くも悪くも契約社会であり、公私の分離が顕著な印象があります。もちろん、その人ありきのビジネスも中にはありますが、やはり製品やサービスの価値が真に評価され、一定の評価がなければ見向きもされないシビアな環境だと思います。そのため、組織の中での自分の役割を意識し、良し悪しの判断・熟考をし、YesかNoかをはっきりと伝えることが重要かつ難しい点です。私自身も組織のマネージャーとして所属する課のスタッフたちを正しい選択へと導くことを意識するとともに、そのような環境の中でも十分にコミュニケーションを取ることを心がけています。

現地での印象的なエピソード

やはり印象に残っているのはコロナ禍での業務ですね。2019年夏に赴任し、半年後にはロックダウンと、しばらくは外出もできない過酷な環境下での業務を余儀なくされました。そんな中、欧州では2021年の途中から陰性証明があれば移動が可能に。とはいっても、人流もまだ回復しない中で長距離を車で移動し、早朝に簡易テストを受けて陰性証明を持ってフライトし、顧客に会いに行ったことも。あの異様な経験は今も忘れられません。そこまでして訪問し顧客と再会した時は、「よく来てくれた!」といった歓迎ムードとともに妙な一体感も生まれました。

今後稲畑産業でチャレンジしたいこと

今は営業マネージャーとして社員たちとともに案件を日々追いかけていますが、将来的にビジネスを拡大するには、今よりもスケールアップして新たなチャンスを探る必要があります。しかし、何もないところからはチャンスは生まれるわけはなく、礎となる既存のビジネスや人間関係、そして担当者やマネージャーの熱意があってこそチャンスは作れると感じています。本社社員だけではなく、現地の社員も同じ思いを持てるような組織へと成長することが今の目標です。

\ 現地での休日ごし /

私が暮らすデュッセルドルフはドイツの西部、欧州の中心部に位置します。車や飛行機、電車を駆使すれば、1〜2時間ほどで周辺の国々にも気軽に行くことができるので、休みがあれば家族でどこかに出かけています。また、週末は日本人サッカ―チームでプレーすることと、サッカー観戦が楽しみの一つになっています。