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海外駐在員レポート

アメリカ合衆国国旗

the U.S.A.アメリカ合衆国

辻井 俊介

辻井 俊介TSUJII SHUNSUKE

所属:
DNI Group, LLC
 

2012年入社/経済学部卒

  • 2012年4月
    生活産業本部大阪営業課に配属
  • 2012年9月
    生活産業本部食品部東京水産課から東京営業課、
    大阪営業課、東京開発一課へ異動
  • 2020年8月
    DNI Group, LLCへ出向

現地での仕事やミッション

当社は米国における食品事業の主要拠点であり、事業拡大が主なミッションです。業務内容は幅広く、商品の売買や在庫販売などの構築から商品開発、販売先・仕入先との協業、ファイナンス提案など。さらに、営業以外の業務として、担当部署の人事や数字の管理なども行っています。商材は多岐に渡り、持ち帰り寿司向けの寿司商材をはじめ、レストラン向け商材、アイスクリーム工場用のフルーツピューレなどを扱い、仕入れもカナダを中心に、時にグループ会社を通じて南米から仕入れたものをアジア圏へ輸出したり、アジアから仕入れたものを米国内で販売したりと、ネットワークを駆使して展開しながら最適な商流を作り出しています。

海外ならではの商売の面白さや難しさ

国内の仕事と海外駐在の仕事の違いを挙げると、一つは若手であっても裁量権を与えられていること。その分責任も大きくなるので、自分自身がまずは行動するなど、意識や考え方を変えないといけない状況にも置かれます。その点に関しては今も多少苦労はしてはいますが、上司のアドバイスを参考にしながら自分なりに深く考えるよう心がけています。そしてもう一つが、米国での仕事はダイナミックなこと。同じ商品、同じ業態でも、日本と比べて数倍、数十倍のビジネスに携われることです。また、多様な人種の人たちと働くことで、時に驚きながらも、よい部分は取り入れるようにしています。

現地での印象的なエピソード

日本と米国ではワークスタイルが違うことに驚きました。日本でもワークライフバランスを謳ってはいますが、実際は会食や飲み会に残業と、なかなか平日にプライベートを満喫できないのが現状だと思います。一方、米国はといえば、フレックス制を取り入れている会社が多く、早朝に出社して夕方には帰社し、家族との時間や趣味に没頭する人が大多数を占めています。また、祝日が少ないことから有給はすべて消化し、旅行に出かけるという文化も。私自身はまだ日本の文化から抜け出せていない感がありますが、徐々に取り入れていければと思っています。

今後稲畑産業でチャレンジしたいこと

駐在期間で得た経験を活かし、グローバルな視点を持って関わりのある企業や人と携わりながら、新しい物・事を構築できればと思います。また、仕事やプライベートで行ったことのない国にも仕事を作り、今まで以上に様々な文化に触れながら成長したいですね。入社以来、食品畑一筋でやってきて、今後も食品の経験を積むことで、どこに行っても恥ずかしくない食品のプロになりたいとも思っています。そして、多様なジャンルを扱う稲畑産業に勤めているメリットを活かして他部署とも関わる機会を作り、食品分野を別の視点から見られる眼も養っていきたいです。

\ 現地での休日ごし /

休日は基本的に家族中心の生活です。6歳の息子にいろいろな経験をさせたいので、スポーツなど習い事の送迎をしたり、弁当を作って公園などに出かけたりしています。また、家族全員が食べることが好きなので、週一度は外食を楽しむことも。そして、長期休暇は日本からは行きづらいメキシコなどに旅行するなど、米国に暮らしていることを有意義に活用しています。