愛が真ん中
小熊 麻樹子
2006年入社
人事室
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01
Decision

人対人の縁を信じて。

人対人の縁を信じて。

カナダの大学で国際経済を学んだこともあり、就活当時は外資・日系・業界問わず「グローバル企業」と呼ばれる企業を手当たり次第受けていました。しかし、自分が「この会社で働きたい」と思える会社、また逆に「私がいい」と選んでくれる会社にも出会えないまま時が流れ…。そんなとき友人から「商社がいいんじゃない?」と勧められ、商社という業界を知り、興味を持ち始めました。そして、参加したアメリカでの合同企業説明会。そこに出展していた唯一の専門商社が、稲畑でした。説明会での稲畑ブースの雰囲気は、今まで受けた会社とは全く違ったのを覚えています。裏表なく、自然体で目の前の私に向き合ってくれているというか、それまでの就活で疑問を感じていた「学生をさばく」という様子がなかったんです。自分らしく、人間くさく仕事ができそうな会社だな、と心惹かれていた矢先に、帰りの飛行機で当時の採用担当とバッタリ。空港に迎えに来ていた私の家族と挨拶をするという謎の展開に(笑)。これも何かの縁だという思いも上乗せされ、他と迷うことなく稲畑一択で入社を決めました。

02
Inspired

自分らしく
貢献できる道を。

自分らしく
貢献できる道を。

入社後、人事に配属されて、2015年までずっと同じ部署。稲畑の人事は「全員で全部やる」体制で、入社当時から幅広く様々な人事業務を担当させてもらいました。中でも記憶に残っているのは、メインで担当していた新卒採用の仕事。5年上の先輩と一緒にやっていたんですが、緊張しいの私は説明会のプレゼンがすごく苦手でした。一方、その先輩はこれが天職かと思うほどのプレゼン上手。あまりに楽しそうに学生を惹き込むその姿に刺激を受けましたが、同時にプレッシャーも感じました。「先輩みたいにならなくては」と気負っては、余計緊張してできない壁にぶつかっていましたね。そんな自分を助けてくれたのは、やはり周りにいた「人」。先輩・上司を始め、社外の人事の方からも直接的なフィードバックをもらうことで「意外と自分もいける」と自信を持つことができました。また、普段の他の仕事でも「こうでなければいけない」と押し付けられる場面はなく、無意識に自分らしく貢献できる方法を探すように意識も変わったのだと思います。今では前に出ても、緊張や不安の気持ちはちっともないですね。入社後の約10年間は、自分の得意・苦手と向き合いながら、稲畑の人事パーソンとしてのベース構築に没頭していた時期だったかなと思います。

03
Shocking

初めて味わった、
必要とされていない、
という感覚。

初めて味わった、
必要とされていない、
という感覚。

大きな転機となったのが、2015年から約3年間のシンガポール駐在。駐在における私の役割は、グローバル人事を進めるにあたって、まずは現地の状況把握と課題を拾い上げてくること。そんなミッションを携えて、いざ現地に着いた私が直面したのは、自分(人事)がいなくても現地の物事は動く、という事実でした。単純に、現地に自分は必要とされていなかったんです。それまで私が日本の本社で経験してきた人事の仕事は、極端に言うと会社の運営に最低限必要な業務をすること。常に「目の前に仕事がある」状態で、無意識にそれに満足して思考が止まっていたのだと思います。それが、現地には現地の担当者がいるので、すでに最低限のことはできている状態。じゃあ「自分は何のためにここにいるのか」と正解のない自問に向き合う日々が続きました。結構しんどかったですよ、自分が必要とされていない環境に身を置くのは。でも、そういう環境に身を置いたことで、初めて人事としての自分を外から客観視できるようになったんだと思います。自分が、人事として本当にやるべきことはなんだろう?と。今考えると、やらなきゃいけないことに手一杯になっていた私に、会社が、視野を広げるチャンスをくれたのかもしれません。

04
Vision

守り+攻め、
必要とされる人事に。

守り+攻め、
必要とされる人事に。

稲畑の人事として、何が必要とされ何ができるのか。正解のない自問を繰り返す日々の中で、自分のモチベーションとなったのが、シンガポールにいる他社の人事の存在です。例えば、常に会社の半歩先を進んで、新しい取り組みをおこなう人事の方。私と同じように、何もミッションのない状態から自分の存在意義を考え、ゼロから新しい制度を生み出した方。また、自分の人事としての信念を貫き、周囲の反対にもかかわらず、会社として新たな取り組みを始めた方もいました。実際、人事がいなくても会社は回るのでしょうが、将来を見据えて人事面から会社を良くしようと奮闘する、他社の先輩・仲間たちはすごく刺激になりました。ただ、他社はあくまで他社。組織の状況が違うのに、真似をしても仕方がありません。それなら、うちの会社に本当に必要なことはなんなのか。まだ答えは出ていません。でも、それを見極め、取り入れ実行していく力がこれからは必要だと感じています。

05
Future

自分らしく、
IKらしく。

自分らしく、
IKらしく。

私の、現在の仕事の大きなテーマは2つ。1つは、海外拠点の人事課題解決サポートです。海外は、それぞれの拠点に個別の制度があるため基本現地任せ。ただ、評価や報酬、育成などの人事制度は、各拠点の成長フェーズに合わせて変化させなければいけないこともあります。例えば、何十年も続いているような拠点は、組織的に成熟し安定している一方で、人員構成の偏りによる制度・給与体系の歪みが生じたり、次世代の人財育成のための施策が必要になることも。そういったニーズに対して、人事がプロとしてしっかりサポートできるようにしたいですね。もう1つは、いい会社をつくること。社員みんながモチベーション高く、真面目に楽しく頑張れる会社にするためには、人事的な環境の要素がとても大事。頑張って貢献している人が、きちんと評価され、報われる。それぞれが期待され、挑戦し、成長できる機会がある環境。そのような環境を創り維持するため、まずは必要とされることを把握し、きちんとサポートをして信頼を積み重ねる。そして、まだ具体的ではありませんが、従来の人事の枠を超えた新しい取り組みを生み出していきたい。稲畑を、もっともっといい会社に。そのために、自分が人事でいる意味を考えつつ、IKらしい人事のカタチを少しずつ創っていきたいですね。