愛が真ん中
栗原 佑季
2014年入社
合成樹脂第二本部
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01
My Rule

就活のルールは2つ。
当てはまったのが、
稲畑だった。

就活のルールは2つ。
当てはまったのが、
稲畑だった。

就職活動をする上で、決めていたルールは2つだけ。1つは「モノに頼った商売はしない。自分で武器をつくって勝負できる商社へ行く」こと。売れなかった時に商品のせいにするのはカッコ悪いじゃないですか。だから、商材を言い訳にできない商社に行きたかったんです。もう1つは「“人”で勝負する商社だからこそ、最初に自分を評価してくれた会社へ行く」こと。ですから、稲畑に決めた理由は単純です。商社で、最初に内定が出たからでした。

02
First Year

くすぶり、悩む、
1年目。

くすぶり、悩む、
1年目。

しかし、入社時の有り余るエネルギーのぶつけ先がすぐ見つかったわけではありません。私の配属されたシート・成形材部 大阪営業課(所属部署は取材当時のものです)は、新人には社内でじっくり基礎を教え込む方針。ゆえに1年目はずっと営業に出してもらえなかったのです。横目に映る別部署の同期はどんどん営業に出始め、中には自分で予算をもってお客さんと商談している人もいる。焦りました。いつになったら営業できるのか上司に聞いても「1年目にできることをゆっくりやっておけ」とだけ。でも、何をすべきかは自分で考えろ、というので、もう先輩方に声をかけてほぼ毎日のように飲みに連れて行ってもらうばかり。毎晩真剣に、飲んでいました。

03
On Stage

いざ、外の世界へ。
新素材との出会いに、
胸躍らせる。

いざ、外の世界へ。
新素材との出会いに、
胸躍らせる。

やっと外に出してもらった私の仕事は、テニスラケットなどに巻くグリップテープを中心にさまざまなスポーツ用品のアクセサリーを開発・提案すること。スポーツ用品の仕様は、どんなに小さなことでも選手のパフォーマンスに直結します。特に衝撃吸収と軽量化が永遠のテーマで、そこにつながるネタを日々探索していました。そんな時、衝撃吸収性能の高い新素材があるという話をキャッチ。素材メーカーに詳細を聞いてみると、野球バットのグリップテープに使えそうだなとすぐに頭の中で繋がりました。早速大手スポーツメーカーに提案したところ、大いに乗り気で、量産体制の話がすぐにまとまりました。

04
Happening

滑り出し良好!
のはずが一転…。

滑り出し良好!
のはずが一転…。

ところが、量産段階でシート粘着部の保護用フィルムがきれいにはがせない不具合が発生。これでは商品になりません。なんとかしようとするも問題は解決されないまま、刻一刻と納期ばかりが近づいてくる。もうこれ以上待てないとなった日の午後、上司から「(生産工場のある)台湾へ今から飛んで、商品ができるまで帰ってくるな」と。はじかれるようにして席を立ち、生まれて初めてのオープンチケットで、その日のうちの夜便に飛び乗りました。

05
Mission Complete

想いを届ける、
ハンドキャリー。

想いを届ける、
ハンドキャリー。

現場は殺気立っていました。時計をにらみながら、思いつく限りの対策を次々と試していく。工場の作業員たちも必死でした。そして数えきれない試作ののち、何とか商品が完成。できたばかりの大量のグリップテープを4つのスーツケースに目一杯詰め込み、ハンドキャリーで持ち帰りました。万が一物流トラブルが発生したら、もう納期に間に合わないというタイミングだったからです。あの綱渡り加減、振り返っても冷や汗が出ます。でもその苦労の分、いま、テレビに映った高校球児がそのグリップテープを使っているのを見ると、ああ、あの仕事をして良かったなあとしみじみ思います。

06
Future

野球の景色を
変えてやる。

野球の景色を
変えてやる。

日本の野球製品って、黒や茶色など、みんな似たり寄ったりなものが多いと思いませんか?
これは大会によって色や柄に制限があるからなんですが、個人的にはつまらないなあと思っていて。野球に限らず、もっと自由にスポーツ製品をカスタマイズして、各業界をより新しく、オシャレにしたい。これが僕の野望です。「チャラくしたい」という言葉はそういった想いで使っています。例えば、アメリカの野球業界に売り出そうとしている、カラフルなヘルメットやインクジェットでデザインしたおしゃれなグリップテープを日本の野球業界に持ち込んだら?今の野球の景色も、イメージも、大きく変わるはず。想像するだけで、かなり燃えますね。
夢はさらに広がっています。既に稲畑産業が扱うグリップテープは国内シェアの半分ほどを占めていて、名実ともにIK・スポーツビジネスの一大柱。だからこそ、私はIKスポーツを支える次の柱をつくりたいのです。メーカーと違い、さまざまな素材メーカーやスポーツメーカーと組むことができる「商社」というポジションを最大限活用すれば、それは必ず実現できる。いや、この手で実現してみせます。