稲畑産業株式会社 社内報「いなほ」220号
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14235強みはコミュニケーションとチームワーク30年、積み重ねてきた「信頼」を明日への「自信」に変えて1988年、クアラルンプールに設立された稲畑マレーシア。順調に事業を成長させ、現在はクアラルンプールの本社以外にペナンとジョホールにも営業拠点を構え、現地にしっかり根を下ろしています。最大の強みは人材です。稲畑マレーシア社長瀧本 育宏さんIKマレーシアは設立以来、合成樹脂を中心に輸出入・販売を行っています。設立は30年前の1988年。現在のお客様は電機メーカーが中心です。特徴は日系・非日系メーカーの割合がほぼ等しいこと。また2017年からは韓国最大手電機メーカーとの新規案件も始まるなど、地道に事業を拡大し続けています。こうしたビジネスを支えているのは、経験豊富でローカルと業界に精通したマレーシア人の社員たちです。中には社歴が15年以上になる者も。マレーシアの慣習や商習慣への理解はもちろん、彼らは歴代の日本人駐在員からも、日本流のビジネスを厳しく教わってきました。ローカルのやり方と日本のやり方、あるいは欧米のやり方を理解し、臨機応変に対応してくれるからこそ、お客様のニーズを的確につかみ、多くのお客様からの「信頼」を勝ち取ることができています。人材が強みであるからこそ、課題は若手人材の育成です。研修制度を整えることも必要ですが、まずはみんなが気軽に語り合える環境を用意することが基本。そこで全拠点の社員を集めて開催する毎年恒例のディナーパーティーや、2年に1度の社員の家族も含めた社員旅行など、みんなが胸襟を開いて語り合える環境づくりにも取り組んでいます。さまざまな時間や思いを共有することでチームワークを深め、30年にわたり事業を継続できました。積み重ねた「信頼」を「自信」に変え、さらに成長していきたいと思います。所在地 25th Floor, Ubn Tower 10, Jalan P.Ramlee 50250 Kuala Lumpur,MALAYSIATEL +60-3-2078-8588従業員数 32名(3拠点合計)Inabata Malaysia Sdn. Bhd.合成樹脂、電子材料、化学品等の輸出入、販売DATA稲畑マレーシアvol.03クアラルンプール6

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