稲畑産業株式会社 社内報「いなほ」215号
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稲畑勝太郎氏のパネル展示。大阪で繊維産業が発展した時代、「染色技術の導入と開発を行い、国産染料の普及に貢献した企業家」として紹介されています。稲畑勝太郎氏ゆかりの品。左から、書籍「欧亜に使して」、「クロードフレール商会(仏)発行の最新流行標本」大阪企業家ミュージアム内観16大阪商工会議所設立120周年を記念して設立された大阪企業家ミュージアム(中央区本町)が今年15周年を迎えました。年約2万人が足を運ぶ中、最近ではASEAN諸国からの来館も増えるなど、従来とは異なる層の間で静かなブームを呼んでいます。ミュージアムで紹介されているのは伊藤忠グループの伊藤忠兵衛氏、住友グループの広瀬宰平氏、日清食品の安藤百福氏、ミズノの水野利八氏、サントリーの鳥井信治郎氏、と日本有数の企業家ばかり。当社の創業者、稲畑勝太郎氏もその中の一人です。館内では企業家精神のルーツを探るビデオが上映されるとともに、明治以降大阪や日本経済の発展に貢献した105人の企業家がパネルやゆかりの展示物で紹介されています。「企業家精神は『民』のまち大阪が誇る文化。高い志、勇気、英知を後世に伝えることがミュージアムの使命」と大阪企業家ミュージアム事務局長の廣田雅美さんは話しています。当初はそろばんや台帳などの昔の商売道具、古い史料を展示・保存するための「商業博物館」の設立が企画されました。ところがバブル崩壊で計画近代日本の商工業をリードしてきた大阪の優れた企業家を展示するミュージアムをご紹介します。大阪発の企業家精神内外で静かなブームに企業家精神を次世代へ創業者稲畑勝太郎氏の残した企業家精神がここに。大阪企業家ミュージアム

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