稲畑産業株式会社 社内報「いなほ」214号
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IKEGが入居しているビルIKEGのスタッフ(年度末懇親会にて)IKEGオフィス 稲畑ヨーロッパ(IKEG)はドイツ・デュッセルドルフにて2014年4月に営業開始。ベルギー・ブリュッセルに拠点を構えた稲畑ヨーロッパ(IKE)からの事業移管、ならびにイギリス・テルフォードの稲畑UK(IKUK)が有する営業機能の統合、これらを急ピッチで進めて参りました。 下記年表のとおり、IKEは歴史ある欧州子会社で欧州リージョンのヘッドクオーターという位置づけでしたが、収益面では長年苦戦を強いられておりました。IKUKはIKEと営業面でのシナジーを生むことに課題を抱えておりました(現在は物流/管理機能のみ)。これらの課題を解決していくこともIKEG設立の目的でした。 現在は、MENA(※)市場の拡大を睨みUAEのドバイにも事務所を開設し、デュッセルドルフに20名、テルフォードに3名、ドバイに2名の総勢25名体制となっております。 既存事業の再構築と並行し新規開発も進めております。営業各人の圧倒的努力、物流/管理各人の献身的仕事、トップの強力なリーダーシップ。皆がチームのため、組織のため、顧客のため、言葉どおり一丸となって働いており、現在我々は急成長の段階に入っております。 既存のフィルタ、半導体、樹脂、インクケミカル関連事業を更に強化していくとともに、再生可能エネルギー、自動車、食品、その他新規事業を一層拡大させていくこと。欧州だけでなく、中近東、更にはアフリカまで領域を広げていくこと。これらを通じて中長期的な収益の安定を図り、稲畑産業がこの地域で永続的にCompetitiveであることを目標としております。 欧州は多様です。シェンゲン協定の恩恵により国境こそは容易に越えて行けますが、「パッチワーク」と喩えられるように各国で言語/文化が異なり(EU内でも各国々で規制が異なることも)、シンプルにはいきません。 中近東は言語/文化は当然ながら、商慣習も欧州以上に大きく異なります。日系企業として、日本の感覚を大事にビジネスをしていきたいものの、時として変えざる(合わせざる)を得ない困難もあります。 難しいからこそ、IKEG/IKUKは「きちんと正しいことをやっていくこと」の重要性を意識しています。 稲畑の文化/哲学を守っていくこと、前例に捉われず、恐れず、新しいことをやっていくこと。我々は日々の格闘を、今までも、そしてこれからも続けて参ります。この組織が創り上げる「未来」が楽しみで仕方ありません。 では最後、我々の大切な一言(当社MDの言葉)によりしめさせていただきます。「No pain, No gain!!!」石光 賢信さん (2003年4月入社)今回のレポーター難しいからこそ、きちんと正しくを意識事務所開設、事業開発も進行中!稲畑ヨーロッパ・稲畑UKVol.6一丸となって急成長!(※)MENA:Middle East & North Africaの略で、中東・北アフリカ地域の国々を指す略称。1988年Inabata Europe S.A.設立1989年IK Precision Co.,Ltd.設立2000年Inabata UK Ltd.設立2006年IK Precision Co.,Ltd.閉鎖2013年Inabata Europe GmbH設立2015年Inabata Europe S.A.閉鎖稲畑ヨーロッパの歴史※設立年は登記完了日。 稲畑ヨーロッパの石光と申します。ドイツにお越しの際は、是非デュッセルドルフにお立ち寄りください!12~世界の仲間と出会う旅~

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