稲畑産業株式会社

RECRUITMENT INFORMATION 2018

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私と商売

塩川 直美/1993年入社/業務推進室/貿易業務部/輸出業務課長

商売って本当に楽しいんです!

仕事の醍醐味

たかが0.1%、されど0.1%。
細部へのこだわりが、
稲畑の商売の質を高めるんです。

輸出業務と聞いて、どんな印象を持ちますか? 入社以来20年以上の経験から言うと、モノを売りたい人(企業)から欲しがっている人(企業)のもとへ、「日時」「数量」厳守で確実に手配する重要な仕事だと思っています。いかに低コストで輸出貨物が希望納期までにお客様の元へ届けられるか、営業担当だけでなく、通関業者やフォワーダー、保険会社、船会社などとも連絡を取りながら必要な手配を行うのがミッションです。商社ビジネスの根幹を担う仕事と言っても過言ではありません。

たとえば、輸出通関に欠かせない書類――「インボイス(仕入書)」、「パッキングリスト(包装明細書)」、「シッピング・インストラクション(船積指図書)」を作成するのもそうですし、貨物を運ぶ船を予約するのも業務の一つです。これらは、決められた書式に則って必要な情報を集めて記入したり、通関業者や船会社と電話でやりとりしたりする事務作業です。決して華やかではないけれど、縁の下の力持ちと言えますね。

また、新しい取引が発生したときや輸送コストを見直す場合、輸送方法を構築・再検討するのも、私たちの仕事です。船と飛行機のどちらを使うべきか? 契約方法は? どこの港を使うか、一時保管用の倉庫は必要か? 日本から目的地までに第三国を経由する場合は……。コストや輸送期間を見比べながら最適解を導き出す作業は、まるで複雑なパズルを解くような面白さがあります。以前、ある通関業者が危険物を保管できる倉庫を新設したという情報をキャッチし、輸送ルートを変更したことで、19万円かかっていたコストを12万円まで圧縮することに成功しました。7万円という数字は、取引全体の利益率からみれば、0.1%程度か、それ以下のものでしかないかもしれません。しかし、わずか0.1%にこだわるのが、輸出業務担当者の仕事であり、面白さだとも思うのです。私は、たとえ5,000円のコスト減でもうれしいですし、細部を突き詰めることが稲畑の商売の質を高めるものと考えています。

私の師匠

まだできる、まだやりたいと
夢中で仕事をしていたら、
キャリアは後からついてきた。

入社したばかりの頃は、結婚したら会社を辞めるだろうと、ぼんやり考えていました。その頃から、すでに20年以上が過ぎましたが、これまで仕事を辞めようと思ったことはありません。それはそのことが頭に浮かばないほど、この仕事は面白いと気づかせてくれた恩師と出会えたからです。その方は、私が入社したときの上司でした。貿易実務に精通していて、私ではどうにも対応できない事態に陥ったときに相談すると、考えるヒントを示してくれたり、最善の策を授けてくれました。商社のビジネスモデルにおける輸出業務の大切さも、努力次第で売り上げに貢献できる醍醐味も、その方が教えてくれました。

その上司が会社を退職する前、たしか一緒に駅へ向かっている途中だったと思うのですが、何かの話の流れで、「僕の後任は君だ」と。このひと言は嬉しかったですね。目標としていた方から認められたような気がして、好きだった仕事がますます好きになっただけでなく、それまで感じたことがなかったほどのハリや充実感も得られるようになりました。

不思議なもので、仕事に対して気持ちが前向きになると、経験を糧として吸収できるようになり、それまで気づかなかった新たな面白さを発見することもできました。たとえば、船会社との交渉事。若い頃は、たとえ厳しい口調になっても、言うべきことを言うことにばかり気を張っていました。それが悪いとは一概に言えませんが、経験を積んでくると、同じ内容を伝えるにしても、相手の立場を尊重した伝え方ができるようになり、心象は大きく変わります。こういう小さな積み重ねが信頼関係を深め、いざというときに助けてくれる心強いパートナー関係へと繋げてくれるのです。そんな人との関わりの中で得られる楽しさも理解できるようになります。

現在、私は輸出業務課長を務めていますが、今でも新たな発見は続いています。時代とともに輸出業務に求められるノウハウは変化しているし、課長代理、課長と立場が変わることで仕事の面白さも深みを増していきました。そういった未知なる世界に出合う度、「まだできる」「まだやりたい」と夢中で仕事と向き合ってきたように思います。そして、気がつくとキャリアが後からついてきました。やはり、「仕事は楽しむのが一番」ですよ。

私と家族

支えてくれる人がいるから、頑張れる。

私の宝物

晴れた日の週末、
子供服を干していると幸せを感じます。

子供たちが生まれてから、自分が何のために働いているのか、はっきりと意識するようになりました。それまでは、面白いから夢中になって走っていただけでしたが、守るべき存在ができたことで、自分に自信が持てるようになった気がしています。以前なら「私でいいのか?」、「私に務まるのか?」と躊躇していたような場面も、進むしかないという覚悟から「やらせていただきます!」と答えられるようになりました。子供たちがいることで、仕事がますます充実してきたと言えます。

でも、子育てと仕事の両立は楽ではありません。平日は、慌ただしく時間が過ぎ、疲れてヘトヘトになることもしょっちゅうです。それでも、晴れた週末の朝、ベランダで子供たちの小さなTシャツを干していると、愛おしさと子供たちがいてくれることの幸せがじんわりと胸に広がっていきます。そして、来週も頑張ろうと気力が湧いてくるんです。

しかし、私が仕事をしていることで、子供たちに寂しい思いをさせているのは間違いありません。幼稚園の行事で「みんなはママが来ているのに、なんでママはいないの?」と悲しい顔で聞かれたときは切なくなりました。朝、子供から「今日は、お休みして! すぐに(会社に)電話して!」と泣きながら言われたときも、「一生懸命、早く帰ってくるからね」としか言ってあげられませんでした。心の中で「ごめんね」と謝ったことは一度や二度ではありません。

それでも、子供たちが大きくなり、私が働くことを理解して応援してくれる日がくることを願っています。ただし、そう思ってもらうには、仕事に一生懸命向き合う姿、仕事を心から楽しんでいる姿を見せることが大切だと感じています。だから、これからも仕事を存分に楽しんでいこうと思っています。

仕事の原動力

周りに助けてくれる人がいる。
心から「ありがとう」と言いたいですね。

子供ができたとき、主人は「仕事を辞めるのか?」などと聞きませんでした。私が辞めたくないことを理解していたのだと思います。また、できる限り、家事を手伝ってくれるようにもなりました。毎年、キャンプへ連れて行ってくれたり、スキーやスノーボードへ出かけたりと、積極的に家族の時間を持つよう努力してくれるところに、とても感謝しています。

近くに住んでいる妹は専業主婦で、幼稚園が終わってから私が迎えに行くまで子供たちを預かってくれるなど、何かと助けてくれます。その優しさに、ついつい甘えてしまっているのが現状で、もしも彼女の存在がなかったら、子育てと仕事の両立は不可能だったかもしれません。それほど、妹にはさまざまな面でお世話になっています。

一人目を産み、育児休業を取得していた間、恩師である上司が仕事のフォローをしてくれていました。部長という立場にあったのに、です。二人目のときは、人手が減った分、派遣社員を雇ってカバーするなど、会社がフォローしてくれました。復帰後もしばらくは、子供たちを幼稚園へ送ってから出社するために出社時間を遅くし、定時には退社させてもらいました。その分、タイムマネジメントには気を配り、業務の優先順位を明確にして、少しでも効率よく進めるように気をつけていましたが、部署の仲間たちのフォローなくしては、やっていけませんでした。

今、私が大好きな仕事を続けていられるのは、周りにいる大勢の人たちの助けがあるからです。そのことを思い出すたび、みなさんには本当に感謝しています。だから、これから先、後輩たちが私と同じように子供を産んでも働き続けようと思ったときは、自分にできる協力をしていこうと思います。私の場合は、妹という頼りになる存在が身近にいるので、助言できることは、それほど多くないかもしれません。それでも、出来ることは何かあるはず。そのことについても、これから少しずつ考えていこうと思います。