L'histoire d'Inabata ~受け継がれるパイオニアの遺伝子~
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交織布染色標本各種登録商標シネマトグラフ:日本カメラ博物館所蔵初興行の入場券2 帰国後の1890年、勝太郎はフランスの染料メーカー、サンドニー社の総代理店として京都に稲畑染料店を開業しました。これが稲畑産業の始まりとなりました。1893年に社名を稲畑商店へと改め、翌年には東京にも進出。さらに1897年には、本店を京都から大阪へと移しました。 欧州の一流メーカーから染料、染織機械や薬品、香料、医薬品などを輸入する一方、染色技術の実地指導にも力を注いだ勝太郎。 そこには先進的な商品や技術を導入して、日本の近代化に貢献したいという強い志がありました。 勝太郎は再び訪れたフランスから、リュミエール兄弟が発明したばかりの撮影・スクリーン映写機「シネマトグラフ」を自ら持ち帰ります。1897年2月、シネマトグラフを大阪・ミナミの南地演舞場で上映し、日本初の映画興行を実現しました。上映は、欧米の最新文化を日本に紹介したいという勝太郎の想いがまた一つ、かなった瞬間でした。稲畑染料店開業シネマトグラフで映画を初上映

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